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お届けします。株式会社秋華洞提供。
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■今週の「そうだったのか!」━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……..

東洋一の猫描き『陳 珮怡(チン・ペイイ)個展』ご案内と「膠彩画」のこと
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まずは『陳 珮怡(チン・ペイイ)個展』展のご案内から。
会期:2020年2月22日(土)〜3月4日(水)

場所:ぎゃらりい秋華洞
時間:10:00〜18:00 会期中無休
※ 2/22(土)レセプション 17:00〜18:00
※ 2/22(土)・23(日)は作家在廊いたします。

入場無料 展示販売いたします。
※事前販売もいたしておりますので、お気軽にお問い合わせください。

詳細↓↓
https://www.syukado.jp/exhibition/chen-pei-yi_2020/
事前販売のお問い合わせ↓↓
https://www.syukado.jp/info/n20200214/

社長が動画を作ってますので、こちらも是非ごらんくださいませ。
東洋一の猫描き「チンペイイ/陳珮怡/ChenPeiYi」
個展2020予告・決定版【銀座ぎゃらりい秋華洞】↓↓
https://www.youtube.com/channel/UCBaTCdgzzxnj0z1hvzkzuLQ
https://www.youtube.com/watch?v=Iin0AVoirUM

会場にはポストカードや缶バッチのガチャガチャなど可愛いグッズも登場で、
皆さまのお越しをお待ちしております。

【陳 珮怡(チン・ペイイ)】
台湾生まれの作家。
2011年台湾の東海大学大学院美術研究専攻修了。
膠彩で人物と猫を描き、以前から池永康晟が「日本画技法で猫を描く」
「東洋一の猫描き」画家として
注目してきました。昨年の池永との二人展で猫の絵は完売。
今、最も話題の「猫描き」作家です。
2018年11月青幻舎より刊行した『陳珮怡画集 猫さえいれば』も売れ行き好調。

是非お楽しみに!

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「膠彩画」とは?

さて、陳さんのプロフィールにも登場した「膠彩」とは、
簡単にいいますと、日本画と同じ技法を用いた制作方法。

例えば、油を使って顔料を定着させるから「油絵(油彩画)」、
水を溶剤として絵具を使う技法から「水彩画」、
アクリル樹脂を使って固着させるから「アクリル絵具」、というふうに、
岩絵具などの顔料を「膠(にかわ)」で定着させる絵画を
「膠彩画(こうさいが)」といいます。

※膠(にかわ)…動物の骨や皮や腱などから抽出したゼラチンを主成分とする物質。

絵画を彩る主役的な顔料の成分や特質ではなく、本来(おおむね)色味のないとも
言える媒介部分成分を名前として用いて、技法や絵具を呼び習わすのは、
考えているとちょっと不思議で面白く、でもとても合理的な分類方法ですね。

日本ですと、この「膠彩画(こうさいが)」は「日本画」という大きな
くくりで呼ばれることが多いため、ほとんど耳にしないかもしれません。

変わって台湾では「膠彩」は「ジャオサイ」と発音します。

中国を本流とする中国国画にも岩絵の具を用いた、現在では岩彩とよばれる絵画が
ありますが、特に戦前戦後の台湾で発展しはじめた「膠彩」の技法は、
どちらかといえば日本画に近いものだと思われます。
(中国国画の流れで岩絵の具を用いるときには、岩彩と表するようですので)
その背景には、当時台湾に移り住んで絵画、芸術を教え、台湾芸術の発展に尽力した、
日本人画家の教育、その後のゆたかな国際交流の影響があるようです。
「膠彩」と「岩彩」については長くなりますので、メルマガに書ききれませんが、
研究しがいのあるテーマですね。

とはいえ、岩絵の具はその発色の素晴らしさ、変色しない天然顔料の神秘的な普遍性が
魅力的なのは万国共通のはず。

今企画展での陳さんの「膠彩」は繊細な猫の毛描きに加えて、
ぽってりと盛り上がるように絵具を置いた、独特の技法で、
カーペットやタペストリーといったファブリックの表現も楽しめる作品です。

作品の現物を見なければ、その絵画の魅力を体感しつくせないのは、
どんな技法の絵画にも共通のこと。
どうぞ2/22(ニャーニャーニャーの猫の日)には東洋一の猫描きの「膠彩」を
ご覧になりにいらしてくださいませ。

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★新情報★

・銀座の画廊で働く社長ブログ
…猫描きの台湾女性画家「陳珮怡ChenPeiYi」個展2020予告
https://www.aojc.co.jp/blog/2020/02/post-4960.html
http://www.aojc.co.jp/blog/

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